マシンピラティスの知っておくべきデメリットと対処法

マシンピラティスの知っておくべきデメリットと対処法 マシンピラティスの豆知識

マシンピラティスは多くの魅力や効果がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。

具体的には、「費用が高い、専用の場所が必要、初心者にはハードルが高い」というデメリットがあります。

この記事では、上記4つの各デメリットを詳しく解説していきます。

マシンピラティスのデメリット1.高額な費用と経済的負担

マシンピラティスの最も大きなデメリットの一つは、費用がかかる点です。

マットピラティスと比較するとスタジオの会費や1回あたりのレッスン代が高額になります。

この経済的な負担は、継続的に通う上での障壁になりうるでしょう。

マシンピラティスにかかる一般的な費用は以下の通りです。

項目 費用相場 備考
入会金 10,000円〜30,000円 スタジオによって大きく異なる
月会費(グループレッスン) 15,000円〜25,000円 月4回程度の場合
パーソナルレッスン 5,000円〜15,000円/回 インストラクターの経験や知名度によって異なる
レンタル用品費 500円〜1,000円/回 タオルやウェアのレンタル料
初期投資総額 約30,000円〜50,000円 入会金+初月会費+必要な用品

パーソナルレッスンでプライベートルームなので、グループレッスンに比べ、レッスン費用がかかります。

パーソナルレッスンの場合は「60分マンツーマンレッスンで、5000円~6000円という価格設定」のスタジオもありますが、これは「創意工夫、企業努力によって破格のお値段設定を実現しています」とあるように比較的リーズナブルな方です。

高級スタジオだと1回15,000円を超えることもあります。
マシンピラティスの費用負担に対する対策として以下が考えられます。

  1. 体験レッスンを活用する
    多くのスタジオでは初回の体験レッスンを格安または無料で提供しています。まずは体験レッスンで自分に合うかどうかを確認しましょう。
  2. グループレッスンを選ぶ
    パーソナルレッスンよりもグループレッスンの方が費用を抑えられます。基本的な動きに慣れてからパーソナルレッスンに移行する方法も効果的です。
  3. 複数スタジオの料金を比較する
    同じエリアにある複数のスタジオの料金プランを比較し、コストパフォーマンスの高いスタジオを選びましょう。
  4. 長期プランを検討する
    多くのスタジオでは長期契約するとお得になるプランを用意しています。継続する意志があれば検討してみましょう。

経済的な負担はデメリットですが、健康への投資と考えれば、その価値は十分にあるでしょう。

ただし、無理のない範囲で継続できるプランを選ぶことが大切です。

マシンピラティスのデメリット2.場所と時間の制約

マシンピラティスの大きなデメリットの一つは、マシンを使う必要があるため場所と時間の制約が生じることです。

マットピラティスと違い自宅で自由に行うことができないためスタジオに通う必要があります。

マシンピラティスにおける場所と時間の主な制約は以下の通りです。

場所の制約

自宅で行うことが難しいというのは、マシンピラティスのデメリットの一つです。

マシンピラティスで使用するマシンは、いずれもそれなりの大きさがあるため自宅に設置できる人は限られます。

マシンピラティスのスタジオに行ったときしか、マシンを使ったレッスンができないことは大きなデメリットでもあります。

リフォーマーは大きな機械なので、設置するためのスペースが必要で自宅で気軽に始めるのは難しく、専門のスタジオに通う必要があります。

時間の制約

  • スタジオの営業時間内でしかレッスンを受けられない
  • 人気のある時間帯は予約が取りにくいことがある
  • 通勤・通学の時間にスタジオを利用できない場合もある
  • 予約制のため、突発的な予定変更に対応しづらい

これらの制約に対する対策としては以下のようなものがあります。

  1. 通いやすいロケーションのスタジオを選ぶ
    自宅近くや通勤・通学の経路上にあり、通いやすい教室を選ぶことをおすすめします。ピラティスで効果を実感するには、継続して通うことが大切であるためです
  2. スケジュールを工夫する
    自分のライフスタイルに合わせた時間帯のレッスンを選び、定期的に通う習慣を作りましょう。
  3. 予約システムを賢く活用する
    多くのスタジオではキャンセル待ちができるシステムがあります。また、アプリなどで空き状況をこまめにチェックすることも効果的です。
  4. 自宅でのマットピラティスとの併用
    「マシンピラティスレッスンの料金が気になる方は、週に1回と少ない頻度で通い、レッスンがない日は自宅でマットピラティスのエクササイズを」 Soelu行うことで、継続的なトレーニングが可能になります。

場所と時間の制約は確かにデメリットですが、通いやすい環境を選び、自分のスケジュールに合わせたプランを立てることで、無理なく続けることができるでしょう。

継続することが何よりも重要ですので、自分にとって無理のない通い方を見つけることが大切です。

マシンピラティスのデメリット3.マシン依存のリスクと効果の限界

マシンピラティスは専用機器の力を借りてエクササイズを行うためマシンに頼りすぎるリスクがあります。また、マシンを使用することで得られる効果には、一定の限界があることも理解しておく必要があります。

マシン依存のリスク

マシンピラティスを続けているとマシンのサポートなしでは体を正しく動かせなくなるリスクがあります。

マシンが動きをガイドしてくれるため自分の体をコントロールする能力が十分に育たないことがリスクの一つです。

このようにマシンに頼りすぎるとマシンがない環境では同様の効果を得られなくなってしまう可能性があります。

効果の限界

マシンピラティスには以下のような効果の限界が考えられます。

  1. 特定の筋肉グループに偏りやすい
    マシンピラティスでは、主にコアを中心とした筋肉を鍛えることが多いため、特定の筋肉に負荷が偏りやすくなります。これにより、他の筋肉とのバランスが崩れやすくなる可能性があります
  2. 即効性がない
    マシンピラティスは、ほんの数回程度で大きな変化が実感できるものではありません。継続的な実践が必要であり、短期間での劇的な変化を期待すると失望することもあります。
  3. 無理をしすぎるリスク
    マシンピラティスでは、マシンのアシストによって様々なエクササイズ可能です。そのためキツイ体勢をとることも不可能ではありません。これにより無理をしすぎてしまうことがあります。

対策と解決法

これらのリスクや限界に対処するには、以下のような方法が効果的です。

  1. マットピラティスとの併用
    マシンとマットのピラティスを併用することで、マシンへの依存度を下げ、自分の体をコントロールする能力を育てられます。
  2. 正しい指導を受ける
    質の高いインストラクターから指導を受けることで、マシンに頼らない正しい体の使い方を学ぶことができます。
  3. 自分の体の感覚に注意を向ける
    マシンを使用しながらも、自分の体の感覚に意識を向け、どの筋肉が働いているかを感じ取る練習をしましょう。
  4. 長期的な視点で取り組む
    マシンピラティスは週1回、10回続けて効果を実感することができます。「カラダを引き締まってきた。」「足腰が動きやすくなってきた。」と感じられるのは、週1回で3か月目になります。短期的な変化だけでなく、長期的な体の変化に目を向けましょう。

マシン依存のリスクを理解し、適切に対処することで、マシンピラティスの本来の効果を最大限に引き出すことができます。

マシンはあくまでも体の動きをサポートするツールであり、最終的には自分の体をコントロールする能力を高めることが目標であることを忘れないようにしましょう。

マシンピラティスのデメリット4.初心者にとっての導入ハードル

マシンピラティスは初心者に適していると言われる一方で、始める際のハードルが高く感じられることもあります。

特に初めてピラティスに触れる方にとって、マシンの複雑さや環境の新しさは不安要素となりうるでしょう。

初心者が感じるハードル

  1. マシンの複雑さ
    リフォーマーを使ったエクササイズは、初心者にとっては少し複雑に感じることがあります。マシンの操作方法を理解するまでに時間がかかることもあり、最初は戸惑うことが多いです
  2. 専門用語の理解
    ピラティス特有の専門用語や指示が理解しづらく、クラスについていけるか不安に感じることがあります。
  3. 心理的ハードル
    「他の参加者についていけるか」「スタイルや体力に自信がない」といった心理的な不安が大きなハードルになることがあります。
  4. 費用に見合う効果があるか不安
    高額な費用を支払うことに対して、「本当に効果があるのか」「自分に合っているのか」という不安があります。

初心者向けの対策

初心者がマシンピラティスを始める際のハードルを下げるためには、以下のようなアプローチが効果的です。

  1. 初心者向けクラスやプログラムを選ぶ
    多くのスタジオでは、初心者向けのクラスやプログラムを用意しています。基本的な動きやマシンの使い方からスタートできるクラスを選びましょう。
  2. 体験レッスンを活用する
    気になっているピラティス教室がある場合は、体験レッスンの有無を確認してみましょう。契約する前に一度体験レッスンを受けるのが理想です
  3. パーソナルレッスンで基礎を学ぶ
    初心者がマシンピラティスを始める際には、パーソナルレッスンを受けるとよいでしょう。インストラクター指導のもとで正しい動きを学べるため、より効果的にエクササイズを行えるようになり、ケガのリスクを抑えられます
  4. インストラクターに初心者であることを伝える
    レッスン前にインストラクターに初心者であることを伝えておくと、適切なサポートや指導を受けられます。
  5. 徐々にステップアップする
    簡単な動きから始め、徐々に難易度を上げていくことで、無理なく上達していくことができます。

初心者にとってのハードルは確かに存在しますが、適切なアプローチで乗り越えることができます。

マシンピラティスはとくに、ピラティスも運動も経験がない方にぴったりです。

「まっさらな知識の状態でマシンにからだをゆだねることで、初めから正しい場所で正しいポジションを取りながら動けるようになります」と言われるように正しいガイダンスがあれば、初心者でも効果的にマシンピラティスを始めることができます。

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